社内共有資料

物流の「運べなくなる未来」をWeb3で解決する
共通デジタル荷札「Bit Waybill」とは

ロジザード株式会社(東証グロース 4391)× ぷらっとホーム株式会社(東証スタンダード 6836)/ 2026年5月20日プレスリリース発表の新サービスを対談動画からわかりやすく整理
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まず3行まとめ

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元動画(約24分)

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登場する2社

東証グロース市場 4391

ロジザード株式会社

  • 2001年創業。創業から一貫してクラウド型のWMS(倉庫管理システム)を提供し、まもなく四半世紀
  • クラウド黎明期からサービスを止めずに運用してきた実績と信用が強み。倉庫管理クラウドで高いシェア
  • WMSの役割:広い倉庫の中で「どの商品がどこにいくつあるか」を見える化し、入出荷の指示・結果を現場に届けて作業を効率化する
  • 今回は「荷物を送り出す側(倉庫側・荷主側)」の立場からBit Waybillを企画
東証スタンダード市場 6836

ぷらっとホーム株式会社

  • 1993年設立。Web(1994年出現)より前から通信の基礎技術・製品を30年以上手がけてきた老舗
  • Web1の時代から通信一筋。現在はWeb3・ブロックチェーン事業を展開
  • 「モノ」をブロックチェーン上のトークンにするThingsTokenの技術を保有
  • 今回はWeb3の技術基盤を提供する側としてBit Waybillに参画
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いま物流業界で何が起きているのか

40%
トラックの積載率は約4割
荷台の約6割は空のまま走っている。「6割は遊んでいる」状態
50%超
荷役・待機が労働時間の過半
積み込み・積み下ろし(荷役)とその前後の待機が、ドライバーの労働時間の半分以上を占める
20日間
長距離運行の例
北海道から鹿児島まで1人で運ぶと、往復するだけで20日間ほどかかることも

トラックドライバーの不足は年々深刻になっており、ドライバーが足りない=動かせるトラックの数が減るということ。このままでは「物が運べなくなる未来」が現実になると予想されています。

しかも運び方そのものが非効率です。本来いちばん良いのは「1人のドライバーが、満載の荷物を、待ち時間も荷役もなく運び続ける」状態。ところが現実は、荷物がまとまらず積載率は約4割、労働時間の過半は運転以外(荷役・待機)に費やされています。ここを解決できれば、トラックが運べる量は飛躍的に増えます。

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解決のアイデア:荷物を「リレー」で運ぶ

従来往復20日間の世界
発荷主から受取先まで、1社(1人のドライバー)が全区間を運ぶ
発荷主
(札幌)
1社のトラックが長距離をひとりで走り切る
受取先
(鹿児島)

Bit Waybillが目指す姿短距離×リレーで分担
各地域の運送会社が短い距離ずつリレーして、荷物だけが目的地まで流れる
発荷主
北海道の
運送会社
東北の
運送会社
関東の
運送会社
関西の
運送会社
受取先

■(荷物)が各社の間を引き継がれていくイメージ。インターネットでデータがルーター間をリレーされて届くように、荷物も各社の間をリレーされて届く——これがフィジカルインターネットと呼ばれる考え方。ドライバー1人あたりの運転距離は短くなり、労働環境が改善し、荷物はまとまって積載率も上がる。

なぜ今までできなかったのか

リレー輸送が有効なことは以前から分かっていました。できなかった理由は、各運送会社が別々の法人で、互いに取引関係もなく、「次に誰に渡すのか」を決める共通の仕組みがなかったから。各社のデータは社内に閉じており、倉庫側と運送側のデータも現状まったくつながっていません。

そこで必要になるのが、どの会社のものでもない「共通の荷札データ」です。荷札が全員から見える場所に1つ上がっていれば、「その区間、私が運びます」と手を挙げた会社が荷物を引き継ぎ、その履歴がデータ上で証明されていく——これがBit Waybillの中核コンセプトです。

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前提知識:Web1 → Web2 → Web3

Web11990年代
電子メールとドメインの登場。会社や国が違っても、誰とでも自由に連絡が取れるようになった。
限界:メールでできることは限られていた。
いまここ
Web2現在
巨大プラットフォームの時代。EC・SNSなど幅広いサービスが社会に浸透。
限界:データは運営企業1社が管理・独占。会社をまたいだデータ連携が原則やりにくく、できても限定的。
Web3これから
ブロックチェーン(分散台帳)の上に、みんなが参照できる共通のデータベースを置ける。特定の管理者がいなくてもデータの正しさが数学的・暗号学的に担保される。
状況:発展途上の技術。今後さらに進化する見込み。
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なぜブロックチェーン(Web3)でなければダメなのか

Web2の技術(普通のクラウド)でBit Waybillを作ったらどうなる?
他の事業者から見れば「それ、ロジザードのデータでしょ」「預けたら好きに使われるのでは」と映ってしまい、業界全体には広がらない。実際、業界のデータ連携の取り組みは、最終的にコンソーシアム(参加企業連合)を組んだ人たちの中だけの「閉じたデータ」になりがちで、そこが突破できなかった。
ブロックチェーンだと何が変わる?
データが特定の1社のサーバーではなく参加者みんなで管理する分散台帳に載る。「上も下もない」フラットな関係で、誰でもデータが正しいかを確認でき、数学的・暗号学的に改ざんできない。「人(運営会社)を信じる」のではなく「技術を信じる」形になるため、競合同士でも安心して同じデータ基盤に乗れる。
荷札をNFTにするとは?
紙の荷札・送り状に相当する情報を、ブロックチェーン上のNFT(唯一性が保証されたデジタルデータ)として発行するということ。荷物1つ1つに「誰のものでもない、改ざんされない、全員から見えるデジタル荷札」が付くイメージ。ぷらっとホームはこうした「モノのトークン化」をThingsTokenとして手がけており、金融・証券・通貨が中心だったブロックチェーン活用を物理世界に広げる、世界でも先駆的な「モノのブロックチェーン」の取り組みだとしている。
その先に何ができる?
荷物の移動には運賃が伴う。移動の事実がブロックチェーン上で証明されていれば、そのデータを根拠に決済まで自動で行うことも将来的には可能になる。荷札という非常に基礎的な情報レイヤーを扱うため、応用の裾野は「見えないくらい広い」。
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ロジザードの成長戦略における位置づけ

  • 長期戦の構え。短期の収益より、まず普及活動を含めてじっくり育てるフェーズ。
  • 入口は既存のWMSユーザー。ロジザードの顧客の荷物を「もっとまとめて効率よく運ぶ」ことから始め、効果を実感した企業が自然に参加していく流れを作る。WMSとBit Waybillを両輪で回す。
  • 市場規模はWMSの比ではない。倉庫側と運送側のデータは現状まったくつながっておらず、ここがシームレスにつながれば市場は非常に大きい。
  • ぷらっとホームにとっても、金融系が中心だったブロックチェーンを物流という現場産業に適用する先駆けの取り組み。両社長は「奇跡の出会い」と表現。
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用語ミニ辞典

WMS(倉庫管理システム)Warehouse Management System。倉庫内の在庫の場所・数量、入出荷の指示や実績を管理して現場作業を効率化する仕組み。ロジザードの主力事業。
荷役(にやく)トラックへの荷物の積み込み・積み下ろし作業。慣行的に荷主側でなくドライバーの負担になりがちで、待機時間と合わせて労働時間の過半を占める。
積載率トラックの荷台にどれだけ荷物が積まれているかの割合。現在は約4割にとどまる。
ブロックチェーン(分散台帳)データを特定の管理者でなく参加者全員で分散して持ち合う技術。暗号技術により事後の改ざんが事実上不可能。
NFTブロックチェーン上で発行される、唯一性が保証されたデジタルデータ。Bit Waybillでは荷札(送り状)をNFTとして発行する。
フィジカルインターネットインターネットでデータがリレー転送されるように、物流網全体で荷物をリレー輸送する構想。国も推進する物流業界のキーワード。
コンソーシアム複数企業による連合体。従来のデータ連携は結局コンソーシアム内の「閉じたデータ」になり、業界全体には広がらなかった。
ThingsTokenぷらっとホームが手がける「モノ」をブロックチェーン上のトークンにする技術・コンセプト。Bit Waybillの技術基盤。